どーも、趣味ゲームのススメの「ススメ」です。
前口上
私は、親に何かを買ってもらうのが苦手な子どもでした。
何かを買って欲しいときに、親に「おねだり」することができなかったのです。
我が家は厳しく何でも買い与えない教育方針というわけでもなく、比較的裕福な家庭でもあったため、金銭的な余裕もありました。
実際にゲームも買ってもらっていました。
しかし、私は「〇〇を買って欲しい」と思ったときは相当気合いを入れて、何度も二の足を踏んでからしか、親に伝えることが出ませんでした。
ゲームに限った話ではなく、文房具を買ってもらう、漫画を買ってもらう、服を買ってもらう、あらゆる買ってもらうことに対して、「おねだり」をすることに苦手意識がありました。
この心の弱さが原因で、幼い頃に親、祖父母の財布からお金を盗んでしまったこともあります。
おねだりをすることから逃げて、欲しいものを手に入れるために配布からお金を盗んでしまったのです。
もちろんバレて相当怒られたのですが、怒られた後も素直に親に「おねだり」ができることはありませんでした。
根底にある苦手意識は払拭されることはありません。
そのため、大学生になりアルバイトをして自分でお金を得ることができるようになってからは、「欲しいものを自分で買う」ことができ、本当に楽になりました。
社会人になって更に大きな額を自分でお金を稼ぐようになってからは本当にこのストレスがなく最高です。
結婚をしてからも自分のお給料の管理は自分でしているため、家計管理や貯蓄、資産形成ももちろんしていますが、欲しいゲームを自分のタイミングで買うことができる幸せを噛み締めています。
そんなある意味自由にお金を使える立場ではありますが、無限にゲームを買えるわけではありませんので、毎月購入する作品を吟味しています。
2025年9月、私は「Hell is Us(ヘルイズアス)」という作品を購入する決断をしました。
この一本は絶対無二の一本なり!
そうです。めっちゃ面白かったんですよ。
今回はそんなお話。
Hell is Usはペルソナ5のようなストーリー進行が刺さりまくる
本作のメインは謎解き。
主人公が幼い頃に生活していたハデアという土地に大人になってから足を踏み入れ、謎を解明していくというストーリー。
- なぜ幼き頃にこの土地を離れることになったのか
- この土地で何があったのか
- 自分の両親はどんな人間だったのか
- この土地に蔓延る怪物の正体は何なのか
最初は何もわからないのでとにかく手探り状態でフィールドを歩き回る。
そこで目の前の謎を1つずつ解き明かしていくと、点と点がつながり壮大なストーリーを味わうことができるという作品。
ネタバレ厳禁のため具体的な話は割愛するが、物語の冒頭、主人公が自白剤を投与され尋問されているシーンから始まる。
「なぜハデアに行ったのか?」という問いから始まり、主人公の過去を追体験する形で謎解きを進めていくのだが、既視感がある演出だと感じる人もいるかもしれない。
そう。ペルソナ5のそれである。
ジョーカーが取調室の事情聴取から過去の怪盗活動について振り返るあの演出。
実際世界観が全く違うため、全然似てはいないのだが、私はこういう現在から始まって、追憶しながら現在に戻ってくるという演出は堪らなく好みなのである。
もちろん要所要所で、尋問のシーンに戻る演出もあり。
鼻血出るの思ったわ。
このようなストーリーの進み方、どうやって現在に繋がっていくのかを考えながらプレイするのが好きな方には是非プレイいただきたい作品。
謎解きにボス戦は不要だというストロングスタイル
本作にボスというボスは存在しない。
通常よりも強い敵が出てくる場面はいくつもあるが、ボスではない。
明らかなボス戦もない。
戦闘は少なくないため、武器を強化したり、防具を付け替えたり、アクセサリーを組み合わせたりとステータス強化要素はもちろんあるし、武器の種類が多くカスタマイズ要素も豊富。
しかし、ボス戦はない。
個人的な見解としては、私謎解きをメインとした強い意志を感じ取ることができた。
私の趣向として、デカい人ならざる者とのボス戦が堪らなく好きなのだが、 本作にはそれがない。
しかし、私は本作が堪らなくに好きになったのである。
そう。謎解きが面白過ぎるのだ。
理不尽な謎解きではなく、じっくり考えて答えを出すタイプの謎解きのため、敵に追われたり、時間制限があったりがなく、謎としっかり向き合える仕様なのが良い。
クリア時間は20時間弱。
さぁ!謎を解いてハデアの真実に辿り着くのだ!
余談:日本語ローカライズで謎解きってハードル高いよな
いわゆる洋ゲー、海外のゲーム作品は英語で開発された作品を日本で発売するために、日本語に翻訳、ローカライズをして販売されている。
たまに日本語への翻訳が上手くいっておらず、「ちょっと何言ってるかわかんない」状態な時もめずらしくない。
本作のような謎解きがメインの作品で日本語へのローカライズが上手くいっていなかったら、それはそれは致命的なミスになるだろう。
また、海外との文化的な違いもあり、謎解きのニュアンスがわからず「結局何がいいたいのかわからん」みたいなことが発生したら、それはそれは詰んでしまう。
しかし、本作「Hell is Us」にはそれがない!
すげぇよ!日本語のローカライズを頑張ってくれたんだろ!
ありがとう。私はこのブログを通して届くことのない感謝の意を表する。