どーも、趣味ゲームのススメの「ススメ」です。
前口上
「ゴキゲンな蝶になって〜」のパンチラインを聴いてデジモンを思い浮かべる人が2025年11月現在どのくらいいるのでしょうか?
私はゴリゴリのButterflyを口ずさみながらデジモンアドベンチャーをリアルタイムで見ていた世代です。
まだ究極体という進化もジョグレスも存在せず、完全体のメタルグレイモンがデジモンの象徴であるあの時代。
私が住んでいた地域では、アニメ放送当初は夕方の4時から放送がされていたため、授業が終わり次第ダッシュで帰宅していた頃の思ひ出ぽろぽろ。
そして、デジモンの後に放送されていた花さか天使テンテンくんもセットだったこともこの文章を綴りながら思い出しました。
さて、生粋のデジモンフリーカーである私は、遊戯王と同時上映していた最初の映画デジモンアドベンチャー、ぼくらのウォーゲーム、ディアボロモンの逆襲とこの3作品は映画館に見に行くくらい小学生時代はデジモンにハマっていました。
初代プレイステーションのデジモンワールドでホウオウモンを育て上げ済みです。
大人になってからもデジモンストーリーサイバースルゥースをプレイし、デジタルモンスターCOLORでピーピー鳴るデジモンの世話をしております。
そんなデジモンな日々を過ごしていた中で舞い込んできた「デジモンストーリータイムストリンジャー」発売のプレスリリース。
予約開始と同時にアルティメットエディションを予約して蹲踞の姿勢で発売を心待ちにしていました。
始めっ!
デジモンファンの心を掴むRPG
作品自体はシンプルなRPG。
戦闘において目新しい要素はほぼないといっても良い。
パーティー編成はデジモン6体。
3体を戦闘に出し、戦闘中に入れ替えも可能。
ワクチンやウイルスといったおなじみのデジモンタイプや種族もあり、タイプによっての相性もある。
デジモン特有の技もあれば、装備させた技で戦うこともできる。
ターン制でコマンド選択タイプのRPG。
もう一度言うが戦闘において目新しい要素はない。
しかし、本作は非常に面白いのだ。
その面白い部分の肝はやはりデジモン特有の進化と退化である。
デジモンは進化をする。
そしてデジモンの進化先は自分で選ぶことができる。
分かりやすい例としては、ヒトカゲはリザードにしか進化はできないが、アグモンはグレイモンにも、ティラノモンにも進化ができ、その進化先を選ぶことができる。
そして、グレイモンに進化させた後にアグモンに戻し(退化)、ティラノモンに進化させることもできる。
つまり、育て上げたデジモンを進化退化を繰り返し、強化した個体をずっとパーティーに入れておくことが可能なのである。
リザードではハナダジムの攻略が難しいと判断した場合、トキワの森でピカチュウを捕まえてレベル上げをするのではなく、リザードをヒトカゲに戻して、ヒトカゲからエレブーに進化させてから、カスミに再戦するという攻略の仕方をするのがデジモン。
個体が変わらないため愛着が湧き、ずっとパーティーに入れておくことにより、才能が強化され、友情も芽生えステータスが上がっていくため、この進化退化というのが攻略の鍵となるのだ。
私はこれがデジモンの醍醐味であるように思う。
デジモンファンはこの進化退化によって様々なデジモンをパーティーに入れることができることに歓喜するのである。
デジファームという育成要素
デジモンはたまごっちな男の子版というコンセプトがあっという噂を聞いたことがあるかは本当かどうかは存じ上げない。
ただ、たまごっちのような育成がデジモンの醍醐味であることは強く感じる。
ご飯を与えて、トレーニングをするという小型育成ゲームのデジモン要素を本作は堪能することができる。
デジファームと呼ばれる育成モードがあり、デジファームにデジモンを預けることでそのデジモンを「お世話」することが可能。
友情のステータスが上がる肉を与えたり、HPのステータスが上がるトレーニングをしたりと、レベル上げよりも効率的にステータスを上げることができるため、デジファームも攻略に非常に大切な要素なのである。
こういうデジモンのアイデンティティと言えるような育成要素を盛り込んでいるこだわりがファンの五臓六腑に染み渡る。
時間を超えるみんな大好きタイムリープのストーリー
私がラスボス撃破でエンディングを見るまでに要した時間は41時間。
途中レベル上げやサイドミッション、ミニゲームのカードバトルなど寄り道を多くしたためクリアするのに40時間以上を費やしたが、まっすぐストーリーを進めたとしても30時間くらいは必要なボリュームであるため、なかなかのボリュームの作品など思う。
勧善懲悪というようなストーリーではなく、新宿インフェルノと呼ばれる大事件をきっかけに主人公が過去に戻ってしまい、新宿インフェルノが起きないように事件の真相を探っていくというのがメインストーリー。
そう。
過去に戻って事件の発生を食い止めるという、みんな大好きなストーリーなのである。
- シュタインズゲートはみんな好きだろ?
- 時をかける少女はみんな好きだろ?
- サマータイムレンダはみんな好きだろ?
つまりそういうことである。
そこにデジモンと呼ばれる生命体が絡んできて、時代を行ったり来たりするというような胸躍るストーリーのため、デジモンを知らなくても楽しめる人も多いはず。
個人的には女性主人公と一緒に行動するイオリちゃんがとにかく可愛い。そして水着コスチュームでプレイした時の眼福も堪らない。
余談〜デーモンという名のデジモン〜
デジモンは総じて〇〇モンというように、名前の最後に必ずモンが付く。
例外はなく、デジモンであれば必ずモンが付くのである。
デビモンというデビルにモンを足した悪魔のような見た目のデジモンがいる。
ピコデビモンという小悪魔のような見た目、デビモンの子分のような見た目のデジモンがいる。
モンというのが「さん」「くん」というような敬称だった場合、デビさんやピコデビくんということになるわけだ。
終盤になると、デーモンという相当強いデジモンに進化することが可能になる。
デーモン!?
本名がデーモン!?
つまり名前の部分はデーだけってことなのか!?
デーさん、デーくんって呼ばれているのか。
なんかみんなから好かれてそうでいいなぁ。

