ゲームへの気持ち

【ゲームへの気持ち】スマブラSPECIALの参戦キャラクターマーケティングの凄さに感銘を受ける。

どーも「ススメ」です。

先日、スマブラSPECIALの最後の追加キャラクターが発表され、
それが、キングダムハーツのソラということで、
涙を流した人も多かったかと思います。

僕もソラが発表されたことにより、
全然プレイしていなかったスマブラSPECIALを
キャラクターパスVol.2を購入して、またプレイし始めました。

スマブラSPECIALが発売されて、3年が経過しようとしています。

そこで、

語るごりら
語るごりら
本日はスマブラSPECIALを購入に至った経緯と、スマブラのマーケティングに感銘を受けた話を綴ります。

この記事で得られる情報

・スマブラSPECIALの発売までのマーケティング
・スマブラSPECIALのターゲティング
・スマブラだけでなく、任天堂が好きになる魔法
・余談~YouTubeチャンネル「趣味ゲームのススメ」ご登録お願い致します~

スマブラSPECIALの発売までのマーケティング

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALとは

大乱闘スマッシュブラザーズ(以下、スマブラ)とは、
任天堂から発売されたスマブラシリーズの最新作で、
2018年12月にニンテンドースイッチで発売された対戦型格闘ゲームです。

シリーズの最初のスマブラは、
1999年1月にニンテンドー64で発売されており、20年以上続く大人気シリーズです。

マリオ、ピカチュウ、カービィといった任天堂の人気キャラクターたちが、
シリーズの垣根を越え、対戦するドリームマッチです。

新しい作品が発表される度に、新しいキャラクターが参戦し、
中にはロックマンやメタルギアソリッドのスネーク、
ファイナルファンタジー7のクラウドなど任天堂のキャラクター以外も参戦してきました。

発表される度に、Twitterのトレンドが新キャラクターの話題で埋め尽くされるくらい、注目度も高い、この追加キャラクター。

この追加キャラクターを取り巻くマーケティングが凄いわけです。

ティザー広告から発売までの戦略

ティザー広告とは、
断片的な情報だけを公開し、消費者に好奇心と興味をもたせる手法です。

スマブラSPECIALのティザー広告は、
2018年3月にスプラトゥーンのキャラクターが参戦するような動画が始まります。


当時大ブームを起こしていたスプラトゥーンが参戦し、
しかも2018年内に新作が出ると告知されたため、ざわつく世間。

おそらくクリスマス商戦に間に合わせるため、11月か12月の発売だとみんな感づくわけです。

ただ3月にティザー広告を見た後に、12月までそのテンションを維持させるのは難しい

すると、3ヶ月後に6月に世界的なゲームイベントであるE3で、さらなる情報解禁が行われます。

スマブラSPECIALの概要を説明した後に、
新規参戦キャラクターのリドリーを登場させ、会場を湧かせます。

リドリーの参戦は古参の任天堂ファン、しかもメトロイドのファンにはたまらなかったはず。

スプラトゥーンで比較的若い層を取り込んだ後に、
リドリーという古参のファンの取り組むというマーケティング。

流石です!!

しかし、これで終わるわけがありません。

それから2ヶ月後の8月に、新しいキャラクターの参戦が発表されます。

それがドンキーコングシリーズのキングクルール

僕が初めてプレイしたゲームがドンキーコングなわけなので、僕はこれで購入を決めました。

※スマブラSPECIALのためにスイッチまで購入しようと決めたわけです。

ここから、五月雨式に更に新キャラクターがどんどん発表され、
12月の発売までのずーっとワクワクが止まらなかったのは、今でも記憶に残っています。

最後の新規参戦キャラクターはパックンフラワーで、
これは早期購入特典で、早期購入者は無料で配布されるというおまけ付。

もうこっちは情報の波で酔っています。

やっと発売日を迎える直前。
またもや任天堂はやらかします。

アメリカで開催されたゲームアワード2018というイベントで衝撃的な発表を行います。

それは、
スマブラSPECIALの発売後の最初DLCの参戦キャラクターを発表

まだ発売もしていないゲームの、DLCの新規参戦キャラクターを発表したわけです。

そう。
それがペルソナ5の主人公ジョーカー。



おいおい。いい加減にしてくれよ。
来年の4月から実装されるジョーカーの発表かよ。

泣くごりら
泣くごりら
キャラクターパスすぐ買うわ!

はい。まんまとハマってしまいましたね。
任天堂の神がかったマーケティングに。

3月のティザー広告から半年後には既に購入することを決めていた僕ですが、
発売直前までワクワクが止まりませんでした。

本当にこのマーケティングには鳥肌が立ちました。

スマブラSPECIALのターゲティング

ターゲティングとは、

・どういった人に向けてアプローチをかけていくのか?
・誰に商品を売るのか?

ということを指します。

ティザー広告から発売までの流れが素晴らしいものであることはわかっていただけたかと思いますが、
新規参戦キャラクターのチョイスも凄いです。

新規参戦キャラクターの歴史

僕は初代のスマブラからプレイしています。

初代スマブラ

初代は、キャラクター全員が新規参戦のたちいちのため、
シリーズの垣根を越えて人気キャラクターが対戦するだけでワクワクしました。

スマブラDX

シリーズ2作目、スマブラDXもその流れは強く、
更にプレイできるキャラクターが増え、
ピチューやガノンドロフというような、
主人公ではないキャラクターの参戦も目立つようになりました。

僕は当時小学生でしたが、

驚くごりら
驚くごりら
このゲームずっと遊んでいられる

と思ったくらい、一種の完成形を見た気がしました。

しかし、
スマブラシリーズは、ここから凄かった。

スマブラX

シリーズ3作目、スマブラXでは、
ついに任天堂以外のゲームのキャラクターが参戦し始めます。

それが、

・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
・スネーク

です。

当時高校生であり、勉強に追われていた日々を送っていたため、
ゲームとは少し距離を取らざるを得ない状況でしたが、このニュースには震え上がったのを覚えています。

子供ながら

驚くごりら
驚くごりら
えっ!他社のゲームのキャラクターが参戦するとかありえるの!?

と何が起こっているのか理解に苦しみました。

そして、このキャラクターのチョイスが凄い。

初代スマブラをプレイしていた子どもたちは、
もう高校生以上で、それこそメタルギアソリッドをプレイしているような世代です。

そこに対してスネークを参戦させるところが凄い。

スマブラforWiiU

シリーズ4作目のスマブラ。

ここでも他社のキャラクターが多く参戦します。

・ロックマン
・パックマン
・ストリートファイターのリュウ
・ベヨネッタ
・ファイナルファンタジー7のクラウド

ここでクラウドが参戦します。
ファイナルファンタジー7をプレイしたことがない人でも知っているクラウド。

任天堂のゲームにスクエアエニックスのキャラクターが参戦するという夢コラボ

これは当時スマブラをプレイしていないファイナルファンタジーファンもスマブラに注目した瞬間でした。

クラウドが出るから購入するに至った人がいるか定かではありません。
しかし、大きなニュースとして取り上げられたため、ニュースを見て購入した人は少なからずいると思います。

スマブラSPECIAL

そして、最新作のスマブラSPECIALでの他社キャラクターの新規参戦は次の通り。

・キングダムハーツのソラ
・ペルソナ5のジョーカー
・ファイナルファンタジーのセフィロス
・ドラゴンクエストの勇者
・ストリートファイターのケン
・鉄拳のカズヤ
・マインクラフトのスティーブ
・餓狼伝説のテリー

もう他社のキャラクターが新規参戦しまくりです。

しかも、任天堂のキャラクターで人気の高いキャラクターも新規参戦しています。

スマブラSPECIALは合計で87体のキャラクターを使用可能になりました。

このように新規参戦キャラクターが毎作品登場すると感覚が麻痺してきますが、

他社のキャラクターが
任天堂のゲームに参戦している

このことが容易くないことは、再認識する必要があります。

自分たちのキャラクターが参戦することで、
ライバル会社のゲームが売れてしまうことになるわけです。

交渉した任天堂も凄いですが、
交渉に応じた相手企業も凄い。

新規参戦のターゲティング

任天堂と他社のキャラクターを合わせて87体いるわけですが、
各キャラクターが様々な世代や海外に向けてのターゲティングになってます。

10代

スマブラのシリーズをプレイしたことない人もたくさんいる世代です。

そもそもスマブラというコンテンツは、
それだけでとてつもない強いコンテンツなので、
発売するだけでも、売れるのは当たり前です。

しかし、10代は初代スマブラが発売された当時を知りません。
物心ついた頃から、スマブラのような多数のキャラクターが登場するお祭りゲームが世に出ているわけなので、多数のキャラクター登場という部分は刺さりません。

そこで参戦させたのが、
・スプラトゥーンのインクリング
・マインクラフトのスティーブ

20代~30代

僕もここに所属しますが、
初代スマブラかスマブラDXをプレイしたことのある世代です。

この世代はスーパーファミコン、ニンテンドー64、PS2プレイ世代なので、

・キングクルール
・バンジョーとカズーイ
・クラウド、セフィロス
・スネーク
・キングダムハーツのソラ

このキャラクターがドハマリしたわけです。

キングダムハーツのソラに関して、
どこまでが本当の話かはわかりませんが、
ディズニーを説得してソラを参戦させるためには、
必要な金額が2桁違ったとか違わなかったとか。

40代以上

ファミコン世代。初代スマブラが初倍したころには、20歳を越えており、ゲームを卒業していた世代。

この層をゲームに引っ張り出すのは難しい。

しかし、

・ドラゴンクエストの勇者
・リドリー
・悪魔城ドラキュラ

これらのキャラクターで興味を引けたら御の字という感じでしょうか。

海外向け

スマブラの新規参戦キャラクターの発表動画で、

「バンジョーーーー!!!!」

とか叫んでいる動画を見たことがある人も多いと思います。

スマブラは日本のゲームなのに、
海外のプレイヤーがあんなに盛り上がっていることに疑問を持った人も多いはず。

これは、参戦キャラクターを海外向けにチョイスしているところが肝になるわけです。

まずシリーズの4作目スマブラforWiiUに参戦したベヨネッタで違和感を感じた方も多いはず。

ゲームが好きな人は、知っているレベルのキャラクターであり、
元々PS3で発売されていたベヨネッタという作品の主人公です。

任天堂のゲームには珍しい、お色気が強い女性キャラクターであり、
日本でもそれなりに売れたゲームではありますが、認知度はかなり低かったと思われます。

しかし、ベヨネッタをサプライズのように参戦をさせました。
なぜならば、ベヨネッタは海外の人気が非常に高いゲームだったからです。

日本では???という反応でも、海外では、

「Yeah!!!ベヨネッターーーーー!!!」

となるわけです。

ではスマブラSPECIALではなにが海外向けだったのか?

・発売直前に発表されたDLC第1弾のペルソナ5のジョーカー
・最後に発表されたDLCのキングダムハーツのソラ

この2キャラで海外に衝撃的なプロモーションをしたと思います。

まず、ペルソナ5のジョーカー。
JRPGといわれる日本のRPGにおいて、ペルソナシリーズは
昨今では、ドラクエ、FFと並ぶビッグタイトルをされています。

日本でももちろん人気の高いペルソナシリーズですが、
海外の人気は日本を凌ぐ人気と言われ、このペルソナ5の主人公を
アメリカで開催された、ゲームアワード2018で発表したことにより、
海外勢をグッと引き寄せられたと思います。

そして、キングダムハーツのソラ


キングダムハーツシリーズは海外でも非常に人気が高く、
ファイナルファンタジーのキャラクターが登場するということもあり、
ファイナルファンタジーとディズニーの相乗効果で国内外で根強いファンがいます。

ソラに関しては、参戦するだけでもう十分なプロモーションになります。

というのも、
ゲーム業界に限らず、何かの商品を作る際にディズニーのキャラクターを使用するには、
ディズニー社と交渉をして、使用するデザインの使用料などを支払い、商品化をします。

使用料させ支払えば何をしていいというわけではありません。

試作品をディズニー社に見せて、OKをもらえるまで試作品を出し続けて、
OKがもらえたら、やっと商品化することが可能になります。

僕は以前アパレル業界にいた時に、
ディズニーコラボのアパレルに企画をしていたこともあるので、
そこの厳しさは、ゲームの比ではありませんが感じたことがあります。

僕は、元々提供されたイラストを少しだけ加工をし、
アパレルに落とし込むという企画でしたが、
スマブラSPECIALはゲームのため、

・動く
・他社のキャラクターと共存する
・攻撃を受ける
・ディズニーとは全く関係ない作成

というような、ディズニー社の審査が厳しくなる条件が多々あります。

こういう背景を知っているユーザーからは、
「ソラは参戦してほしいけども、ディズニーの壁が高すぎて絶対無理」
と言われていました。

どのような交渉をしたかはわかりませんが、
このソラの参戦はゲーム史に残る出来事なのは間違いないです。

そして、このソラの参戦が世界的なマーケティングに感銘を受けたのは僕です。

スマブラだけでなく任天堂が好きになる魔法

スマブラをプレイしていて思うこと。
それは、

ちょい驚くごりら
ちょい驚くごりら
このキャラクターってなんのゲームのキャラクターなんだ?

ということです。

実際、僕が初代のスマブラをプレイした時に、

・キャプテンファルコンって初めて聞いたぞ?
・ネスって誰だ?見たことないぞ?

と、この2キャラクターの登場作品を知らなかったわけです。

キャプテンファルコンはF-zero、ネスはmotherというゲームに登場していることを知り、
スマブラをプレイした後に、友達の兄貴のゲームソフトを借りてプレイしたことを覚えています。

そして、名前は知っていたけども、プレイをしていなかったメトロイド
懐かしさのあまり、バーチャルコンソールで購入してしまったドンキーコング

この辺りも、スマブラをプレイした後にプレイをした作品です。

スマブラというオールスターゲームをプレイして終わりでななく、
そこで新しく知ったキャラクターや作品、懐かしさに触れることができる音楽に感化されて、
任天堂のゲームを更にプレイをさせてしまう、このマーケティングですよ。

驚くごりら
驚くごりら
一体何手先まで読んでいるだ!?

改めて任天堂のコンテンツはどれも強いことを知るとともに、
任天堂の作品は今も昔も世代を超えて愛されているなとこの時事を書きながら強く感じています。

さて!次回のスマブラが発売されるか不明ですが、
それまではスマブラSPECIALを遊びつくしましょう!

余談②~YouTubeチャンネル「趣味ゲームのススメ」ご登録お願い致します~

小生、YouTubeチャンネルを開設し、ゲームのプレイ動画をアップしております。

プレイ動画であったり、ボス戦のまとめ動画であったり、思いついたことを動画にしています。

学生時代からオールナイトニッポンを聞いていたこともあり、曲の代わりにゲームプレイ動画を流すという奇天烈なラジオ風なことも楽しくやってます。

ブログだけでは伝わらない部分をお伝えできたらなと思っておりますので、是非ともチャンネル登録のほど何卒宜しくお願い致します。